こんにちは。院長の小山です。
3月の中旬ごろになると全国的に桜が咲きはじめ、街なかに春の彩りを感じるようになりますね。
皆さまの中には、卒業式や入学式といった新しい門出を迎える方もいらっしゃるかと思いますが、鮮やかな桜のように、素敵な思い出となることを祈っております。
さて、桜といえばピンク色のイメージがありますが、品種によって淡いピンクから濃いピンクまで、少し違いがあります。
私たちの歯ぐきも、健康なときには「薄いピンク色」をしていますが、なにか病気が潜んでいるときにはその色が変化します。
そこで今回は、歯ぐきの「色」や「状態」からわかる、病気のサインをご紹介いたします。
◆サイン1『歯ぐきからの出血』
歯みがきのたびに歯ぐきから出血する場合は、歯周病の可能性がとても高いです。
歯周病とは、歯と歯ぐきの境目から細菌が内側に入り込み、 悪さをする病気。
進行すると歯を支える骨を溶かし、いずれ歯が抜け落ちてしまいます。
「最近、 歯みがきで出血するな…」と思ったら、歯科医院にご相談いただくことをお勧めいたします。
◆サイン2『歯ぐきの腫れ』
歯ぐきが赤く腫れている場合も、歯周病の可能性があります。
歯周病は『サイレントディジーズ(静かなる病気)』と呼ばれるほど、自覚症状が少ない病気です。
そんな歯周病の数少ないサインのひとつが、先ほどの「出血」と、「歯ぐきの腫れ」です。
毎日の歯みがきなどでこうしたサインをしっかり察知し、悪化する前に治療を開始することがとても大切です。
◆サイン3『歯ぐきから膿が出る』
歯ぐきから膿(うみ)が出ている場合は、むし歯などをきっかけに、他の病気を引き起こしている可能性があります。
むし歯を放置すると、いずれ神経が壊死してしまいます。
すると、歯の根の先に膿が溜まって、表面の歯ぐきに「ぷっくりとした腫れ」が生じます。
そして、たまった膿が行き場をなくすと歯ぐきから溢れてきてしまうのです。
このような場合には歯ぐきの切開をして、根っこの治療や、溜まった膿を取り出す治療をしなくてはなりません。
放っておくと、膿の袋を大きくしながら周りの骨を溶かしてしまう場合もあるので早めの治療が肝心です。
歯ぐきはさまざまなサインを出して、その「異常」を教えてくれています。
サインに気付いたら、すぐ当院にご相談ください。
特に歯周病は、歯みがきの徹底や歯石の除去をすることで改善が見込めます。
ぜひ、私たちと一緒に健康的なピンク色の歯ぐきを目指しましょう!
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